1975年式TL125Sバイアルスが完成し オーナーの元へ送られました。
フレームから塗装して仕上がったマシンは 原付2種とは思えないなかなかステキな雰囲気を出しています。ペイントのコンセプトは 青ウミガメ。
前後タイヤを新品にし スポークも張替えまして ここから 長く乗れるようになっています。
バイアルスの部品がまだ揃わないのですが 後部にFRPで細工をするので リア周りを先に組み立てて生きます。シャフトやボルトの類は全てサビをとって 磨いて グリスアップした状態までしておいたので 組み立てはサクサク進みます。
エンジンを乗っけて スイングアームを付けます。
この車種のスイングアームには今のバイクには無い機能が付いています。
このスイングアームのつけん付近にあるボルトは キャップで スイングアームの中がオイルタンクになっています。スイングアーム後部の下側に手で回せるバルブがあって それを絞めこむとチェーンにオイルが給油されるという仕組みです。
ノーマルのサスペンションは大きく錆びていないけど完璧に抜けててダンパーがほぼ効いていないので将来交換予定。
リアハブはゴールド リムはそれより明るいゴールド。スポーク新品。
スプロケも綺麗に塗ってます。
エアクリーナBOXはブルメタ エアクリーナを新品にして組み付けました。
それでタンクとシートを乗っけて眺めて見ます。
リアフェンダーが出来たら本格的にリアBOXの作業が始まります。
バイアルスのフレームをペイントする。
このために ポータブルサンドブラスターを購入し 本日初使用。
40年前の塗装はサンドブラストで一発で落とせるしサビも綺麗になります。
この位のフレームで1時間程で綺麗に出来ました。
新しいサンドブラスターを使うにあたって ブースを水洗いして綺麗にしたのですが その水を乾かさずに吹き始めたのが失敗。 20KGの砂を5分程で噴出してしまうので 砂は回収するのですが ぬれてたもんで 再使用時にブラスターが詰まる。
詰まったら砂が出ないので 中の砂をかき出し 広げて 乾燥させるという行程が増えて 時間がかかってしまいました。
砂は サラサラでないといかんようだ。
塗装は グリーンのパールに決定。
ほんとは もっとやわらかい色にするつもりでしたが ちょっと締まった色になりました。
このマシンを納める予定のオーナーが
「乗るのおっさんなんだからあんまりファンシーなのはどうだ」 と一言あったので
車体は締めて 外装で明るい感じに仕上げますよ。